2026/05/20 20:40
日本音楽著作権協会(JASRAC)は5月20日に『2026年 JASRAC賞』の贈呈式を開催し、氷川きよしが特別ゲストとして登場した。
JASRAC賞は、音楽配信、カラオケ、CMなど、前年度にJASRACから著作物使用料の分配額が多かった作品の作詞者、作曲者、音楽出版社の功績と栄誉をたたえ表彰するもので、1982年の創設から今年で44回目となる。2025年度の分配対象楽曲数は、406万6,661曲となった。
金賞には、2024年4月にTVアニメ『忘却バッテリー』のオープニング・テーマとして書き下ろされたMrs. GREEN APPLEの「ライラック」(作詞・作曲:大森元貴)、銀賞には美空ひばりの「川の流れのように」(作詞:秋元 康 作曲:見岳 章)が選出され、銅賞は、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」(作詞:R-指定 作曲:DJ松永)が受賞した。
海外の著作権管理団体からの入金が最も多かった国内作品に贈られる国際賞は、「NARUTO-ナルト-疾風伝BGM」(作曲:高梨康治)が受賞。分配額が最も多かった外国作品に贈られる外国作品賞には、ラジオ番組『オールナイトニッポン』シリーズのテーマ曲として、50年以上にわたり世代を超えて親しまれているHerb Alpert & The Tijuana Brass「BITTERSWEET SAMBA」(作詞・作曲:SOL LAKE)が選出された。
そして、美空ひばりの「川の流れのように」が銀賞を受賞したことを記念し、特別ゲストとして氷川きよしが登場。「川の流れのように」について、「子供の頃からずっと、ひばりさんの歌を耳にして生きてきましたから、こういう場所に出させていただき、歌わせていただけることを大変うれしく思っています。たくさんの方が『川の流れのように』を聞いて生きる力になされてこられたと思うんですけど、私もそのひとり。言葉一つ一つに説得力があって、ひばりさんに背中を押されているような感覚でずっと聴かせていただいていました」と思いの丈を語った。そして同曲を歌唱し、会場は豊かな情感の込もった歌声に包まれた。
◎金賞:Mrs. GREEN APPLE「ライラック」
・大森元貴 コメント
この度はこのような賞をいただけましたこと、大変光栄で、誇らしく、同時に背筋が伸びる思いです。ありがとうございます。ライラックが持っているパワーを評価いただけたこと、本当に嬉しいです。これからも孤独と苦しみ、ぐるぐると悩みもがきながら、楽しんでクリエイティブしていきたいと思っております。
この楽曲がつくられるまで、世に放たれるまで、世に放たれてからも関わってくださった全ての皆様に感謝申し上げたいと思います。これからも凝り固まる事なく常に励みながらワクワクするかを基準に、精進して参ります。
・ユニバーサル・ミュージック・パブリッシング合同会社社長 ジョニー・トンプソン氏 コメント
「ライラック」はアイコニックな楽曲です。アーティスト、レコード会社をはじめ多くの方々の支えがありました。まずは皆さまに感謝申し上げます。そして何より、ヒット曲を生み出す一番大きな力はファンの皆さまだと思っています。CDを手に取ってくださった方、ラジオで聴いてくださった方、カラオケで歌ってくださった方。「ライラック」を愛していただき、ありがとうございます。
◎銀賞:美空ひばり「川の流れのように」
・秋元康 コメント
『川の流れのように』は、当時30歳だった僕がプロデュースした美空ひばりさんのシングル曲です。それまで変化球ばかり投げていた僕が、ひばりさんのおかげで、初めて投げたストレートな楽曲でした。それが37年の時を経てなお、多くのアーティストに歌い継がれるスタンダードナンバーとなり、こうして表彰していただけることに、大きな喜びと感謝を感じています。ありがとうございました。
・見岳章 コメント
この度は大変光栄な賞をいただき、ありがとうございます。『川の流れのように』がリリースされてから37年の月日が経ちましたが、現在でも多くの皆様に愛されていることを大変嬉しく思います。この場をお借りして、関係各位に心より感謝申し上げます。
・スカイラーク音楽出版株式会社代表取締役 加藤和也氏 コメント
「川の流れのように」は、母が37年前に最後に歌ったシングルです。この楽曲に出会い、「若い方にも私の歌を聞いていただけるかしら」と話していたことを今でも覚えております。素晴らしい楽曲をいただいたことで、昭和を駆け抜けた美空ひばりが、平成、そして令和と時代を超えて、多くの皆さまに愛され続けていることに、心より感謝申し上げます。
ファンの皆さま、関係者の皆さま、そして何よりこの楽曲を生み出してくださった秋元先生、見岳先生に深く御礼申し上げ、ご挨拶に代えさせていただきます。本当にありがとうございました。
◎銅賞:Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
・Creepy Nuts コメント
昨年に引き続き光栄な賞をいただきましてありがとうございます! ありがたいことに海外でもライブをする機会が増え、お客さんの反応を実際に体感し改めてたくさんの人にこの楽曲が届いているんだなと実感しました。自分たちも楽しみながらこれからも音楽活動を続けていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
・株式会社ソニー・ミュージックパブリッシング代表取締役 見上チャールズ一裕氏 コメント
日本を飛び越え、グローバルヒットとなった『Bling-Bang-Bang-Born』は今年のCoachella公演でもファンを大興奮に包み込みました。2年連続でJASRAC賞を獲得したこの楽曲を創作したR-指定さんとDJ松永さんの偉業に改めて感服いたします。楽曲制作に関わられた方々、そして『Bling-Bang-Bang-Born』を聴いて、歌って、愛して下さった方々に深く感謝いたします。これからも音楽出版社としてこの楽曲をサポートして参ります。
◎国際賞:「NARUTO-ナルト-疾風伝BGM」
・高梨康治 コメント
8回目の受賞というのはすごいこと。僕がこの場に立てているのは、多くの皆さまのおかげです。原作者、アニメ化に関わった方々、放送局の方々、そして何より作品を楽しんでくださっているファンの皆さま。僕はあくまでこの作品の代表としてここにいるだけなので、これからも感謝と謙虚さを忘れず、音楽というエンターテインメントで多くの皆さまに楽しんでいただけるよう努めていきたいと思います。
日本の音楽やエンターテインメントは、もっと世界へ広がっていけると信じています。今回の受賞を励みに、誰も踏み入れていない場所にも挑戦し、次の世代が夢を持てるよう活動の場を広げていきたいと思います。そのためにも、僕一人では力が足りません。ここにいらっしゃる皆さま、そしてJASRACの皆さまのお力添えをいただければ幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
・株式会社テレビ東京ミュージック代表取締役社長 斎藤勇氏 コメント
『NARUTO-ナルト-疾風伝BGM』でJASRAC国際賞をいただくのは、今回で通算8回目となります。テレビ東京での放送終了から、まもなく20年が経とうとしておりますが、こうして今なお受賞できるのは、高梨先生が生み出された熱いサウンドが世代や国境を越えて、世界中の人々の心に響き続けている証だと感じており、弊社としても大変誇りに思っております。
また、海外における利用の対価還元にご尽力いただいているJASRACの皆さまに、心より御礼申し上げます。そして最後に、世界中の「NARUTO-ナルト-疾風伝」のファンの皆さまにも深く感謝いたします。本日は誠にありがとうございました。
◎外国作品賞:Herb Alpert & The Tijuana Brass「BITTERSWEET SAMBA」
・ユニバーサル・ミュージック・パブリッシング合同会社社長 ジョニー・トンプソン氏 コメント
一昨年に引き続き賞をいただき、ありがとうございます。ラジオ局、スポンサー、そしてファンの皆さまに深く感謝しております。
SOL LAKEさんについては、本人の情報が本当に少なく、写真もありません。ただ一つ、本業が家具の修理屋さんで、作家活動はサイドビジネスだったという話があります。今回賞をいただいたこともありますので、SOL LAKEさんにも喜んでもらえるような素敵な家具を探して、この賞を飾りたいと思います。本日はありがとうございました。
・株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス代表取締役社長 松岡 祐治氏 コメント
オールナイトニッポンのテーマにもなっているこの曲は、中島みゆきさん、そして谷山浩子さんと仕事をしている我々にとっては大変馴染みのある曲で、今回の受賞を大変うれしく思っております。
私自身、ヤマハミュージックジャパンでは楽器販売の責任者も務めております。ヤマハグループとして日本の音楽文化にさまざまな形で貢献したいと考えていた中で、このような受賞につながったことは、ヤマハ全体としても大変喜ばしいことです。
JASRACの皆さま、そして本日ご臨席の皆さまのご協力のおかげだと思っております。心より感謝申し上げます。
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